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思うは招く

マンションのWi-Fiを速くした方法

うわ、家のインターネット、遅すぎ・・・!

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マンションのインターネット速度が遅く、ピークタイムでは10〜20mbps(下り)まで下がることもしょっちゅうだった。試しにポケットWi-Fiを借りて比べたら、そっちのほうが早かったのはけっこうヘコんだ😓

オンライン会議でつながりにくくなったり、Youtubeが重かったり、ニュースサイトを開くのでさえ重かった。

しかし、ある方法で速度が改善した。

具体的には、

  • インターネットが劇的に速くなった
  • 回線が混み合う曜日、時間帯でも250〜300mpbsを安定的に出せるようになった

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土曜夜 18時の混み合う時間帯

速くても下り90mbpsくらいが上限だったのに・・・!

ウェブブラウジングが快適になった。Youtubeがサクサク見れて、最高・・・!(朝だと330mbpsくらいまで出る)

もちろん、戸建てなど独自で引いた回線には負ける。だが自分はマンションに住んでいて、備え付きのフレッツ光回線を使っている。

爆速ではないものの、下り250〜300mbpsも出れば仕事に支障はない。マンションの回線でここまでの速度が出るなら超満足だ。

結論:マンションのインターネットを速くするためにしたこと

特別なことはしていない。

やったこと:

  • 自分のマンションに入っている光回線が速いインターネットに対応してるか確認した
  • 速いインターネットを使えるプロバイダのプランに変更した
  • 速いインターネットに対応するWi-Fiルーターを買った

かかったお金としては、少し高めのWi-Fiルーターを選んだことくらい。(17,000円)

今まで使用していたプロバイダのプランを破棄して、別のプラン(同額)に変更した。価格差はなし。つまり、Wi-Fiルーターにお金を出しただけインターネットを速くできたことになる。

回線のことはむずかしいイメージがあったが、やったことはシンプルだった。というか、今までの自分が無知だった。知っている人から見れば、「え、こんなことも知らなかったの??」と思うはず😇

遅いインターネットと速いインターネットがある

詳しくないので、ざっくり説明する。今、僕たちが使うインターネットの通信方式の種類は、大きくわけて2つある。

  • Ipv4(遅いほう)
  • Ipv6(速いほう)

Ipv6のほうが新しくて、速い」と理解すればよいと思う。そしてIpv6を活用した新しい規格「Wi-Fi6」がすごいヤツ。

  • インターネットめちゃ速い
  • 回線が混み合う時間帯でも遅くなりにくい
  • 電力消費が抑えられる
  • 2.4GHzと5GHzの両方に対応

Wi-Fi 6とはどんな規格でいつから始まったの?特徴と価格を解説 | NURO 光

インターネットを速くするには、IPv4ではなく、IPv6を使う必要がある。正確には、Ipv6 IPoE方式」が速い。

【初心者でも分かる】PPPoE方式とIPoE方式の違いとメリット|ICT Digital Column|【公式】NTTPC

しかし、いやらしいことに、デフォルトだと Ipv4 を使うことになってたりする。

Ipv6 IPoE方式」を使うには、3つの条件がある。

Ipv6 IPoE方式を使うための条件

  • 自宅のインターネット回線がIPv6に対応している必要がある
  • プロバイダがIPv6に対応するプランを提供している必要がある
  • Ipv6通信に対応しているWi-Fiルーターを用意する必要がある

まず、インターネットを速くしたいからといって、いきなりWi-Fiルーターを買い替えたり、プロバイダのプランを変更しないほうがいい。

そもそも、自宅の回線がIpv6に対応していることを確認する必要がある。

たとえば、僕のマンションには、「フレッツ 光ネクスト マンション スーパー ハイスピードタイプ 隼」という回線が通っている。これは Ipv6 に対応している。

そして、Ipv6を使うには、「フレッツ・v6オプション」というやつに申し込む必要がある。ややこしい・・・😓

フレッツ・v6オプションとはどういったサービスですか。 | よくあるご質問|フレッツ光公式|NTT西日本

プロバイダがv6オプションに申し込んでくれる

といっても、自分で光回線側に申し込む必要はない。たいていの場合、プロバイダがIpv6が使えるプランを提供している。そのプランに申し込めば、プロバイダがv6オプションへの加入手続きをしてくれる。(プロバイダにもよると思うので要チェック)

僕の場合、インターリンクの「ZOOT NATIVE」プランを申し込んだ。(申し込んでから1時間くらいで完了した)

次に、Ipv6通信に対応しているWi-Fiルーターを用意する必要がある。

Ipv6通信に対応したWi-Fiルーターをゲットする

Ipv6通信に対応したルーターを選ぶには、「IEEE 802.11ax」という文字が商品名に入っているものを選べばいい。

  • IEEE 802.11ax(Wi-Fi6)

たいていの場合、商品の説明欄に「Wi-Fi6対応!」みたいに書かれている。

なお、Wi-Fi6を使うには、スマートフォンやパソコンもWi-Fi6に対応している必要がある。

最近でいうと、iPhone11以上、iPhoneSE(第2世代)などが対応している。「じゃあWi-Fi6に対応していないとインターネット速度が上がらないのか?」というと、そんなことはない。

自分のMacBook Pro 2018 モデルはWi-Fi6に対応していないが、速度はじゅうぶんに上がった。M1 チップを搭載したMacBook Proは対応しており、やっぱりインターネット速度はかなり上がるみたい。

【レビュー】Linksys Velop AX MX5300:Wi-Fi 6対応で爆速ネット | ゴリミー

ちなみに自分は「バッファロー WiFi ルーター無線LAN 最新規格 Wi-Fi6 11ax / 11ac AX5400 4803+574Mbps」を選んだ。使用開始してまだ初日だが、とくに問題なく使えている。バッファローのWi-Fi6対応ルーターとしては、プレミアムモデルに位置する製品だ。

  • エントリー
  • スタンダード
  • プレミアム(←これを買った)
  • フラグシップ

スタンダードモデルにしようかと思ったが、2.4GHz帯でWi-Fi6が使えず、Wi-Fi4とのことだったので、プレミアムにした。(Wi-Fi6が使えないと意味がない)

Wi-Fiルーターをセットアップする

バッファロー以外のWi-Fiルーターを使ったことはないけど、基本的には説明書のとおり進めれば問題なくIPv6を使えると思う。

バッファローの場合、自分でIPv6通信を特別に設定する必要はない。ルーターが勝手にIPv6を認識してくれる。

ただ、自分はひとつハマった。

ブラウザから接続できない問題

  • インターネットの速度測定はできる
  • YouTubeは見れる
  • だがブラウザからアクセスができない(ヤフーニュースが開けないなど)

なんてことが発生していた。え、なんで😓?

いろいろ調べた結果、「Internet 回線判別中」というページが表示されたとき、しばらく待つ必要があった。僕はせっかちなので、このページを一瞬開いて閉じていたっぽい・・・。しばらく待つと、接続確認の画面が表示された。

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接続中

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接続成功

あと最新ファームウェアアップデートの通知がきていたので、アップデートをしておいた。

Ipv6 インターネット接続しているか確認する

設定が終わったら、次のページにアクセスして Ipv6 で通信できているか確認する。

v6プラスが利用できているか確認する方法を教えてください。 – 日本ネットワークイネイブラー株式会社

インターネット速度を計測してみる

これが使いやすい。

fast.com

【余談】インターネット周りの設定、カオス過ぎない?

以上、僕がマンションのインターネットを速くした方法でした。

それにしても、インターネット回線周りは複雑だと思う。

今回紹介した方法はインターネットを速くするための基本なのだろうけど、ほとんどの人にはこんな作業はできないんじゃないんだろうか・・・?(むずかしくない?これ・・・)

  • 自宅に回線を引く
  • 自分でプロバイダと契約する
  • 自分でWi-Fiルーターを用意する
  • Wi-Fiルーターを設定する

Appleあたり、どうにかして一本化してくれないかなぁ・・・。ほんとめんどくさい😓

参考