あることがきっかけでサイモン・シネック氏のTEDトークを見た。
このTEDでの学びをメモする。
人は「何を」ではなく「なぜ」に動かされる
Apple、マーティンルーサーキング、ライト兄弟など、時代を変えた組織や人は、「ある法則」にもとづいて人々をインスパイアした。
どのように人々をインスパイアしたのか?サイモン・シネック氏は「ゴールデンサークル」と名付けて方法論を説明している。
優れた組織やリーダーは、「Why → How → What」の順で伝える。
こうすることで、リーダーや組織を人々をインスパイアできるとサイモン氏は言う。
- あなたがそれをする理由は?
- その組織が存在する理由は?
を1番先に、しっかり伝えるのが重要ということだ。
逆に、人をあまり動かせない方法は矢印が真逆になる。
「具体的 → 抽象的」だと、詳細は伝えられても思想が最初にくるよりはインパクトが弱い。
優れたリーダーや組織は「抽象的→具体的」の順番で伝える。
たとえば
たとえば、次のAppleのCMは製品に関する情報は一切出てこない。最後にまだレインボー柄だった頃のAppleロゴが出るくらいだ。
しかし、これはAppleの思想、つまり「なぜAppleが存在するのか」を強烈に視聴者の頭に焼き付けることに成功した。(はず)
とはいえ、Whatも部分もしっかり伝えることが重要だ。ただし、言う順番は最後のほうが良い。
例(Whyから始める)
我々がすることはすべて、世界を変えるという信念でおこなっています。違う考え方に価値があると信じています。 私達が世界を変える手段は、美しいデザインで使いやすく、ユーザーフレンドリーです。こうして、素晴らしいコンピュータができあがりました。
例(Whatから始める)
素晴らしいコンピュータができあがりました。 美しいデザインで使いやすく、ユーザーフレンドリーです。 我々がすることはすべて、世界を変えるという信念でおこなっています。違う考え方に価値があると信じています。
どちらが心にぐっとくるか?
マーティン・ルーサー・キングはなぜ人々の心を動かしたか?
マーティン・ルーサー・キングはなぜ人々の心を動かせたのか。それは、「I have a plan」ではなく、「I have a dream」と始めたから。機械的な「プラン」という言葉ではなく、「夢」という言葉で人々の心を動かした。
感想
人間は感情で動く生き物。頭ではわかっているのに、たまにこういった学びの機会を得ないと、だんだん忘れて、ロジックだけの人間になっちゃうことがある。
自分とは違う意見、自分が言語化できていない考えを学ぶのって大事だなーと思ったTEDトークだった。人として、共感を忘れずに生きていきたい。
つまり
Start with WHY!