今回読んだ本
- 茂木健一郎「書く習慣で脳は本気になる」
一言でいうと、「やりたいことや夢を書き出すと現実になりやすいのは、脳の仕組みにかなっており、本当のこと」
- 脳は基本的に楽をしようとする
- なぜなら、脳が好き勝手に活動したら体の方がもたないから
- しかし、何かを達成したいなら脳を本気にさせる必要がある
- 脳を本気にする習慣が、書くこと
脳はなぜ本気になれないのか?
その理由として、大きく3つある。
- コンプレックス
- 単調
- 強制
- 人間の脳は、外部からの強制に拒絶反応を示す
ではどうするか
- コンプレックスを逆手に取る。あえてさらけ出して強調してみる。大阪風にいうと「ネタにする」
- 単調さは目標を作って対処する。目標と締め切りがあってこそ脳は本気になる。
- 強制に対しては、「そうそう、これは自分がやりたかったことなんだ」と無理やりに自分ごとにする
- 遊びにする
- あるスポーツを自分で工夫し、自己新記録を長年更新し続けるというような遊びをしている人は、ぜひ入学してほしいとハーバード大学などから言われる
- 勉強をするなら、登山マップみたいなものを作り、進捗を可視化したりするなど
なぜ書くことで夢が現実になりやすいのか?
やりたいことを書き出さないと、脳はそれを認識できない。 一度外部に出力することで、脳は初めて自分がやりたいことを認識できる。 書き出すことで、無意識を意識化することができる。
脳は過去や未来を認識せず、過去や未来を指し示す言葉を使っていたとしても、「いま、ここ」しか認識していない。 言葉が「タイムマシンのようなもの」となり、脳はそれに従って物事を認識する。
たとえば、「社長になる」という目標を書き出したとする。脳は過去・現在・未来を認識できないため、その目標がすでに実現したものととらえる。そうなると、脳からドーパミンが放出され、本気になる。目標を達成するためのアクションをどんどん考え出す。
脳はとても柔らかく、すぐに物を忘れる。 よって、目標は書き出した後、何度も見直すことが重要。 何度も見直すことで、記憶が強化され、その記憶が脳の潜在能力に働きかけ夢を叶える手助けをしてくれる。
書くことで無意識にアクセスできる
「書けないから書かない」のではなく、「書かないから書けない」。 なんでもいいから書き始めると、そこから書きたいテーマがわかり、書けるようになる。
完璧や完成形を絶対に求めない。ダラダラ書けばいい。 自分の目標や夢が明確じゃない場合、ただひたすらに書き出せばいい。
一人ブレスト
ルール - 批評・批判をしない - 奔放な考えを歓迎する - アイデアの質よりも量を重視する - アイデアを結合し発展させる
「自分が好きなもの」や「やっていて楽しさを覚えること」をテーマにして、ひたすら書き出す。 ある程度書けたら、さすがに無理なものは除去し、「これがなければ生きていけない」「これは没頭できる」といったものを残す。
そして、なぜ自分がそれらを好きなのかを書き出す。 そうすることで、たいていの人は目標や夢を見つけることができる。
早すぎる自伝を書く
人生の半ばのある時点で、自分の人生を振り返り、それを文字にしていく。早すぎる自伝は、脳に確実性を与えてくれる。 新しいことや、やりたかったことに挑戦することができる。自伝を早めに書いたほうがいい。
人生振り返ってみた時に自分はなんであんなことを示してしまったのだろうかと出来事を振り返ってみることで、自分を見つめ直すことができる。様々な問いを自分に対して問い詰めることで、自分の人生が整理される。そうすることで次のステップに踏み出すことができる。
早すぎる自伝を書くためのステップ
今の自分の疑問点を起点にして過去にさかのぼって自分の起源をたどる。 今の自分の疑問点とは、そもそもなんで自分はこの職業についているのだろうか 自分はなぜこの人と結婚したのだろうか 自分はかつて自分が望んだような生き方をしているのか
などといたこと
茂木健一郎さんの場合
自分が何を大切に生きてきたのか、何が好きだったのか、いった自分自身でも忘れていたことや気づいていなかったことを発見することもできた。
それがわかれば、望んだ生き方をしていないとすれば、これから何を目標にしていくのかといた未来を考えるきっかけになる。
早すぎる自伝を書くとき、ネガティブなことは書かない。うまくいかなかったことにとらわれて、今の自分を否定することにつながる。ネガティブなことを書いたところで現実は何も変わらない。
根拠のない自信を持つ
何の成功体験もないのに、最初にまず自信を持つ。自分は絶対にできると勝手に信じてしまうことが大事。
どうしてそんな自信が持てるのか?と聞かれても、根拠なんてどうでもいい。とにかく、自分には自信があると考える。
すると、 自信を持っている脳の状態が出来上がる。
根拠なき自信を持つと、行動が伸びやかになり、結果的に、自分のスキルが上がったり、知識が増えたり、人との繋がりが充実する。
座右の銘を持つことで、自分を進化させることができる
座右の銘を持つことで、周囲に自分がこういう人間だと宣言していることになる。 それが意味でのプレッシャーとなり自分を進化させることができる。
座右の銘は自分オリジナルの言葉である必要がない。誰かが使った言葉でもいい。自分がその言葉に強く惹きつけられて、共感できるものであればなんでもいい。
偶有性の時代をどう生き抜くか
偶有性とは、確実なものと不確実なものが半々で構成されている状況のこと。つまり先が見えない状況。
今までの日本良い大学に行き、大企業に入るというのがエリートコースだった。これに偶有性は一切ない。
しかし、今後は、戦国時代や幕末のような偶有性の塊のような時代になっていく。
偶有性という概念を身につける、一つ一つの出来事に対して一喜一憂しなくなる。人生何が起こるかわからないからこそ、楽しいと思えるようになる。
偶有性の時代を生き抜くために
- 組織の論理で行動しない(脱藩する)
- プリンシプルを磨く
- 学ぶべき場を見つける
- 師匠を持つ
- 言葉の級位をあげる
- 英語で発信していく
- 出会った人と0.5秒で打ち解ける
- 人前で夢を宣言する
坂本竜馬は、藩に頼らない生き方をした。当時の脱藩は滞在で、見付かれば死刑。親類演者にもその罪が及んだ。 死を覚悟してまで脱藩したのは、藩の理論で動いていたら、新しい時代に必要な働きができないと考えたから。
組織にいることで、本当にやりたいことを実現することができないのならば、会社を脱藩してでも自分の道を貫けばいい。
プリンシプルを磨く
自分の中に、これだけは譲れないこれがあれば大丈夫だという、確実性を持っていれば、不況になろうが、会社をクビになろうが、定年退職しようか、自分自身が揺らぐことがない。プリンシプルとは、生きる上での原理原則信条のことを言う。
学ぶべき場を見つける
明治維新を推し進めていった多くの人物は、私塾から排出されている。例えば吉田松陰の松下村塾。高杉晋作、伊藤博文など、近代日本を作り上げた人々。
私塾は、政治の長期教育機関では無いため、エリートを養成することを目的としない。師匠と仰ぐ人物のもとに、志を同じくする者が集まり、切磋琢磨して行く場所。
これは確実に今の時代におきている、「オンラインサロンブーム」なのかも。
師匠を持つ
豊かな人格を育んでくれるのは、必ずしも組織ではなく、自分の人生の師匠。もし支障がいないのならば、いちにちでも早く自分の師匠見つけるべき(坂本竜馬の師匠は勝海舟)。
言葉の級位をあげる
社会が読み出した言葉に従って生きるのではなく、むしろ自分のモノにした言葉を行動の基準にしていく。
出会った人と0.5秒で打ち解ける
「人生、楽しんでいますか?」
急にそんなことを聞かれるとびっくりが、次の瞬間には相手の方も打ち解けてくれる。0.5秒で打ちとけてみるように努力してみる。
人前で夢を宣言する
人前で夢を宣言すると、脳が本気になる。自分自身に対して課題が設定されたということになる。課題が設定されると目標が明確になった脳は、本気を出して、なんとしても実現させようとする。
また、人前で宣言すると協力者が増える。自分自身も周りの期待に答えようとして、行動するようになる。
アクション
とりあえず、自分がしているアクションや、今後できるアクションを考えた。
- 人前で夢を宣言する
- 「2020年にやりたいこと」をすでに書いている。ただし、1年という期間だとイメージしづらいので、「2020年〜月にやりたいこと」などとして細分化していく
- 学ぶべき場を見つける
- フィヨルドブートキャンプでプログラミングを学んでいる
- 師匠を持つ
- これについてはまだ人生の師匠と呼べる方に出会っていない
- ボディビルの師匠ならいるが・・・
- 座右の銘を持つ
- 好きな言葉であるスティーブ・ジョブズの「Stay hungry, Stay foolish」をブログのタイトル下につけた
- 英語で発信していく
- 京都の近くに住んでいるので、京都の良さをYoutubeなどで発信していくのもありかも?でもプログラミングの勉強に時間を作りたいので現実的ではない
- 言葉の級位をあげる
- 日々の読書で鍛えていく
- プリンシプルを磨く
- 日々の読書で鍛えていく