※ちなみに私には2020年1月現在で3歳の子どもがいます。
AIの発達で世界はどうなっていくのか
- 人工知能の発達により、AIに取って代わられる職業が多数ある
- 秘書、一般事務、会計士、銀行の融資担当者、医師など
- 難易度が低い職業から代替されていくわけではない
- 人工知能によって時給20ドル以下の仕事の83%ではAIが優勢になる
- AIやロボットがやれることをわざわざ人間がやっても仕方ない世界がやってくる
AI時代に求められること
- AIが苦手とする分野こそ人間が求められるようになる
- これから成長が見込める新たな分野を開拓したり、今まで誰もやってこなかったアイデアを実現する力
- 思考力、判断力、表現力が必要になる
- これらを高める学習方法が、探求学習
探求学習とは
- 能動的な学習
- 自分で問いを立てて、自分で答えを見つけ出す力をつける学習
- 答えのない問いにたいして、自分が正しいと思われる答えを導き出す営み
- 課題はなんでもいいが、子どもが好きで熱中しているもののほうがドーパミンが出て学習が楽しくなり、地頭力がつく
- その行為自体が楽しいと思えることが大事
親が子どもにしてあげられること
ハイクオリティな教育をやっている学校があるとはいえ、すべての人がそこに通えるわけではない。経済的、地理的な事情があったりする。
では、親が家庭内で子どもにしてあげられることは何か?
探究させる
- 子どもが好きなことをひたすら熱中、没入させる
- 自分が好きなことを課題にして深掘りするので、自分の頭で考える力がつく
- 主体性がうまれて勉強が好きになる
- 地頭力がつき、受験勉強にも主体的に取り組める
- 親は探究を続けられるよう、さらに深掘りできるように手助けする
- 自分で作った遊びのなかでルールを決めて楽しんでたら最高
- 社会的に意味のないことでも絶対に阻害してはいけない
- 親は子どもにできるだけたくさんのことに触れる機会を与える
- 子どもの考えを潰すようなことは言わない
- 地頭力があると「大学までの人」にならない
探求できるものを見つけてあげる
- 子どもが自分だけで探求できる課題を見つけられるのはほぼ不可能
- 親が手伝ってあげる必要がある
- 堀川高校の合コンメソッド:疑問や課題に思っていることを100個挙げてもらう
- ヒント
- 「休みの日は何をする?」
- 「好きな本は?」
- 「趣味は?」
- 子どもの口から言語化させるのがコツ
答えを教えず、自分で答えにたどり着くまで待ってあげる
- 子どもの大半は答えを聞いてくるが、答えをすぐに与えると自分で考えなくなる
- 「次は何をすればいいんだっけ?」と自分に自問させる
- 親が問いかけてもいい。今までやってきたことを整理してあげるのも良さそう
- すんなり成功体験を与えないことが大事
- 京都の堀川高校「障害をなんとか自分の力で解決して乗り越えていくような力をつける教育をする」
- 大怪我をしなければいい。一旦は転ばせてから自力で起き上がれるようサポートする
聞き役に徹する
- 中学生くらいまでは会話力が大事
- 自分の考えをまとめたり整理するためにも、言語化して話すことが大切
- 親は子どもの話をよく聞くこと
- 親が1話せば、子どもは2話すように意識する
- 質問役、相談役に徹する
- 「今日は何をして遊んだの?」
- 「何が楽しかった?」
- 「運動会ではどの競技に出るんだっけ?」
- 「へぇ、なるほどね」
- 5W1Hを意識して質問する
口を出さずに見守る
- 子どもが何かに興味を持ったら、口出ししたい気持ちをぐっと我慢して見守り、応援するだけ
- 今は自分の興味を極めれば輝ける時代
- 興味を持ったことが将来の道に直結していないくても、探求すること自体が大事
- 探求すると、目標を達成するために計画を立てたり、実験したり試行錯誤する
一流のものに触れさせる
- 世界は広く、すごい人がたくさんいると早い段階から教えてあげる
- 子どもの世界は狭いので、親が広げてあげる
- 子どもがパン職人になりたいなら、世界的に有名なパン屋さんのパンを食べさせてあげる
- その分野のトップレベルのもの、人を見せてあげるのも大事
- バスケを頑張りたいなら、NBAを生で見せてあげる
- バックグラウンドが違う人達の集まりに参加する
- 実際に生で見る、会うことが重要
家庭でのふるまい
正しい褒め方
- 成果ではなく、努力したこと自体を褒める
- 「頑張ったね!」
- → また次頑張るようになる
- 以前とどれだけ伸びたかに着目して褒めてあげる
- 大人から見たらくだらないと思えることでも全力で褒める
- うまくできたその瞬間に褒めてあげるのが重要
自分で勉強する子に育てるには
- 答えを教えない
- わかっていることでも一緒に調べてあげる
- 「〜しなさい!」で子どもは勉強をしなくなる
- 「今日の宿題は何?」「今日は何から始めるの?」と子どもから動くように誘導する
- 人は他者に命令されるとやる気を失う生き物
- 家に本がたくさんあれば、たとえ子どもがそれを読まなくても、子どもはそれが大人の姿なのだと思い自ら勉強する子になる
- 親は自ら勉強をする姿を見せることが重要
集中力を上げる方法
- タイムプレッシャー
- 作業に制限時間を設ける
- こどもの勉強を手伝うときは時間を制限させてみる
- ゲーム形式にする
- 次は〜分短くしよう、と徹底して繰り返す