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思うは招く

「人にやさしく」の歌詞を自分なりに解釈してみる

みんなのヒーロー、ブルーハーツの「人にやさしく」の歌詞についての自分なりの解釈。 ふと思ったのでメモしておく。

この歌は、「人にやさしくする」ということはどういうことか、を考えさせてくれる。 また、甲本ヒロトにとっての「やさしさ」の定義を垣間見ることができる。

結論

「人にやさしくする」ということは、なんでもかんでも許しちゃうことでも、優しい言葉をかけてあげることでもない。表面的な言葉をかけることは「やさしさ」ではない。 その人のことを本当に想うなら、ときには厳しい言葉をかけなくてはいけない。それが本当の「人にやさしくする」という意味だ。

と、自分は受け取った。

歌詞を見る

細かい部分を見ていく。 (いろいろ抜き出しているので、順番は少し変わっている)

このまま僕は 汗をかいて生きよう ああ いつまでもこのままさ 人は誰でも くじけそうになるもの ああ 僕だって今だって

自分だって、常に必死に生きている。 むしろそんな生き方をこれからもずっと続けたい。

叫ばなければ やり切れない思いを ああ 大切に捨てないで

イライラしたり、悔しくて叫びたいときもあるだろう。 しかし、その気持ちは自分の成長のためになる。だから、その気持ちを受け止めてエネルギーに変えよう。

人にやさしく してもらえないんだね 僕が言ってやる でっかい声で言ってやる ガンバレって言ってやる 聞こえるかい ガンバレ

ここでいう「人にやさしくしてもらえないんだね」というのは、冒頭でも言ったとおり、「表面的にしかやさしくしてもらえてないんだね」といった意味なのではないだろうか。

本音でぶつかりあえてないんだね、ガツンと言ってくれる人がいないんだね、などとも解釈できる。

そして、「ガンバレ」という言葉。

今の時代、「すでに頑張っている人にガンバレと声をかけるのは酷だ」という風潮がある。

しかし、何かを掴み取るためには、結局は自分で努力する必要があり、他人が答えを与えることはできない。

勉強でも同じで、自分の頭で答えを導きださなければ、本当の意味で習得することはできない。

だから、ガンバレと言うしかできない。

ただ、本当に頑張って欲しいから、ここで2回も言っているのではないか。 なんとなくだが、一回のガンバレより、2回言われたほうが自分のことを考えてくれてるような感じはする。

やさしさだけじゃ 人は愛せないから ああ なぐさめてあげられない

ここでも、「やさしさ」という言葉が出てくる。

「やさしさだけじゃ人は愛せない」とは冒頭でも話したとおり、その人のことを心から想っているなら、ときには厳しい言葉をかけなければいけないし、答えは知っているけど教えたらあなたのためにならないから、ヒントを与えることしかできない。 てな感じに自分は解釈した。

期待はずれの 言葉を言う時に 心の中では ガンバレって言っている 聞こえてほしい あなたにも ガンバレ!

「なんでそんなこと言うんだ」「なんで教えてくれないんだ」と期待はずれに思うかもしれないけど、キツいことを言っていると感じるかもしれないけど、本当は心の底からあなたを応援してるんだよ。 だから、ガンバレ!自分で答えを見つけるしかないんだぞ!

こんな感じ。