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思うは招く

【読書メモ】人は話し方が9割

人は話し方が9割」という本がKindle Unlimitedで配信されていたので読んでみた。

コミュニケーションに困っていたわけではないけど、「なるほど、そう話せばよかったのか🤔」といろいろ学べたので読書メモを書く。

人は誰しも認められたい生き物であることを理解しておく

同書では、人と話す前に前提として理解しておく、人間の本質があると説明している。

  • 人間は自分のことが一番大事であり、自分に一番興味がある生き物である
  • 誰もが自分のことを認めてほしいし、自分のことをわかってほしいと熱望している
  • 人は自分のことをわかってくれる人を好きになる

たしかに、そうだと思う。

むしろ、上記を理解しておくだけで、コミュニケーションはもう成功しそうな感じがする。

嫌われないコミュニケーションのキホン3つ

この3つを徹底するだけでよさそう。

  • 相手を否定しない
  • 笑顔でうなずく
  • プラストークをする
    • 人を称賛する
    • 感動した話をする
    • 現状を良くしていこうとする

特に「相手を否定しない」というのは一番大事だと思う。人間は自分を否定してくる人には心を開かないし、一緒にいたいとも思わない。そんな人が職場にいたら、当然パフォーマンスも下がるだろう。(だから会社はこんな人を絶対に雇ってはいけない)

「笑顔でうなずく」も大事すぎる。最近はコロナの影響でビデオ会議が多く、誰でもいつでもこちらの顔を見れる。ずっと無表情だと、相手は「あれ?私の話聞いてくれてるのかな・・?」と思ってしまうだろう。自分もできていないときがあるので、気をつけたい。

人はポジティブな人に惹かれる。僕の友人に底抜けに陽気な人がいるが、その人の周りは友達で溢れているし、とてもハッピーな人生を送っているように見える。僕はどちらかといえば根暗なほうだが、プラストークをすることでポジティブ感を出せそうなので今後やってみようと思う。

その他大事だと思ったこと

  • この人はどんな人で、どんなことに興味があるのだろう?と心から関心を持つこと
  • 相手が本当に求めていることは何なのかを真剣に探す
  • 人によって態度や話し方を変えない
  • 相手が「幸せになりますように」と真剣に思って話すと、言葉がポンポン出てくる

精神論とかではなく、心から相手に関心を持って接するという気持ちが大事だと。

人を褒めるときのキーワード「やっぱり」

  • 「やっぱり、〜さんならできると思っていた」
  • 「やっぱり、〜さんは違うなぁ」

と伝えると、「前々からそう思っていた感」を出すことができる。たしかに、言われたらちょっと嬉しいかも。(このあと記事を読んだ友人たちから実際に言われたが、テクニックだとわかっていても嬉しかった)

話題に困ったらこれ

  • 食べ物
  • 出身地
  • ペット
  • 自分の失敗談

とくに、自分の地元に興味を持たれて嫌な人はほとんどいない。

じゃあこれ、SNSなどのプロフィールにも入れておいたら、相手がコミュニケーションを取りやすくなるのでは?

  • 「あ、〜のご出身なんですね!以前に旅行で行ったことがあって〜」「いや〜前々から行ってみたいと思ってたんですよね〜」
  • 「〜が好きなんですね!実は私も〜なんです〜」

とかみたいに。

条件付きだが最強の話題

個人的に付け加えるなら、相手に子どもがいたらもうそのコミュニケーションは完了したも同然だ。

自分の子どものことを聞かれて嫌な親はほとんどいない。親なら誰しも自分の子どもが一番かわいいと思っているし、褒められたらめちゃくちゃ嬉しい。話題にしてもらえるとめちゃ嬉しい。

大勢の前で挨拶するとき最初にすること2つ

  • 主催者への感謝を伝える
  • 集まった方に「お会いできて嬉しいです」と伝える

こうすると場が和むし、自分も落ちついて話し始められる。

これは知見だった。これをデフォルトにしておけばいいんだな。

正論を正論のまま伝えて得することはない

正論をストレートに伝えるのは、相手を真正面から斬りつけるようなもの。相手は感情的になり、あなたの話を聞かなくなる。お互いに損だ。

しかし、自分の意見を伝えたいこともある。ではどう伝えたらいいのか?

  • 「自分も昔同じ間違いをしたことがあるのですが・・」
  • 「私も昔、上司から怒られたのですが・・・」
  • 「前の会社で同じようなミスをしてしまったのですが・・・」

などと、相手と自分を同じ目線に置くことが重要。相手を傷つけないように正論を伝えること。

アドバイスをするときは意見を押し付けないようにする

「あなたはこうしたほうがいいんじゃない?」ではなく、

  • 「あくまでも私の一意見だけど・・・」
  • 「こんな考え方もあるんだと思って聞いてほしいんだけど・・・」

といったように伝える。結論を決めるのはあくまでも相手だということを忘れない。相手をコントロールするのは不可能。

「こうすればいいのに」と突っ込みたくなることもあるが、意見を押し付けると相手はあなたに対して感情的になってしまい、結果的にあなたが後悔することになる。

感想

これがすべてできたら、コミュニケーションモンスターの出来上がりだな・・・。まずは家族や友人とのコミュニケーションで意識していきたいと思う。